原作に小松左京、豊田有恒、田中光二といった人気SF作家が参加。猿が支配する未来社会に迷い込んだ人間たちの逃亡と戦いを描いた、和製“猿の惑星”。 生態学者・泉和子(徳永れい子)、榊次郎、ユリカの3人はコールドスリープ装置によって未来社会で覚醒するが、そこは猿が支配する世界だった。凶暴なゲバー署長率いる警備隊は、和子たち“ハダカの猿”を狩るべく追跡を開始。レジスタンスとして猿たちと闘う未来人ゴート(潮哲也)は和子たちと共に、この未来社会の謎の解明に乗り出す。 小松左京の小説「日本沈没」がベストセラーとなりその映画版も大ヒット。終末論がささやかれる1974年という時代を色濃く反映したその内容はショッキング。ユリカ役の斉藤浩子の清純な魅力だけが、悲観的なドラマに光を当てている。(斉藤守彦)
「ハイジ」よりも「ヤマト」よりも絶対「猿の軍団」だった!
裏番組に「ハイジ」という高視聴率番組があり、苦戦した「猿の軍団」 当時の男の子は、「ヤマト」をみるか「猿の軍団」を見るかで 悩んだものです。 私は絶対に「猿の軍団」派です。 まず、原案の良さ。小松左京、豊田有恒、田中光二の三人の考えた アイデアを、シナリオライターが、予算に合わせて、 見事にシナリオ化。小松左京のアイデアを壊したりなんかしてませんよ。さらにグレードアップさせてるぐらいです。なんだか、今見ると、北の某国・・・将軍様の北の国を感じさせます。 中央の軍部だけが美味しい目にあって、一般庶民は兵隊に文句を 言っただけで、鉄砲で撃たれて殺される。 でも、最後は、ハト派が勝つ。 現在の国際状況と照らし合わせてみても面白い傑作です。 時代を先取りした、「猿の軍団」をDVDでもけっこうですから、見ることをおすすめします。 最終回は確かに、泣けます。
猿年に滑り込みセーフ
今年が猿年だからってまんまと間に合わせてくれました! とにもかくにも円谷さんありがとう! 『猿の軍団』と聴くと今の人たちなら「え?日光猿軍団?」って 感じでしょうか。30代半ばから上の人なら懐かしくってたまらない ・・・いや、確か裏番組にヤマトとかハイジとかがあったような気が するから・・・以外とキッチリ観た人は少ないかも知れません。 だから内容については観てからのお楽しみということにします。 とかくフランクリン・J・シャフナ−監督の映画『猿の惑星』の二番 煎じって取られがちですけど、設定もしっかりしていて、結構SF ドラマしていますよ。オススメはハーモニカを吹くロボットが出てくる 話。切なくてジーンときた覚えがあります。
おおおお!
幻の日本カルトテレビ番組『猿の軍団』がついにDVD化! 『猿の惑星』シリーズにモロにインスパイアされた国産ドラマで、 まあ、本家に比べるとメイク技術やSFマインドは見劣りするのだが 自分たちと同じ日本人の顔をしたキャストが「猿の支配する世界」という 異常な状況に叩きこまれているのをみると、妙なリアリティというか 切実な空気が伝わってきた記憶がある。 テレビシリーズにありがちな各エピソードの出来・不出来の差が あることは否めない(というか、面白いエピソードの方が少ない) しかし、むしろ当時のテレビドラマの方がイロイロなことにチャレンジ していたということが良くわかる。現在のテレビ業界には見られない 姿勢かもしれない。制作者の心意気に星一つプラス、と考えたい。
アートポート
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